高山、自己最高「62」 6年ぶりVへ首位発進「びっくり」

[ 2017年9月22日 05:30 ]

男子ゴルフ アジアパシフィックオープン・ダイヤモンド・カップ第1日 ( 2017年9月21日    千葉県横芝光町・カレドニアン・ゴルフクラブ=7100ヤード、パー71 )

<アジアパシフィック選手権ダイヤモンドカップ第1日>18番、ティーショットを打つ高山忠洋
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 ツアー5勝の高山忠洋(39=スターツ)が自己最多の10バーディー(1ボギー)を奪い、ツアー自己ベストスコア62をマークして、9アンダーでホールアウト。12年コカ・コーラ東海クラシック以来5年ぶりに首位発進した。

 自己ベストスコアを1打更新した高山は「自分でもびっくりしている。10バーディーも取れるとは思わなかった。乗りに乗っちゃった」と目を丸くした。

 1番で残り146ヤードから8Iで80センチに付けてバーディー発進。14番で8メートルを沈めるなど自己最多を1個更新する10バーディーを奪取。インでマークした30は9ホールのツアー最少スコアに並んだ。

 今季はパットに苦しんでいた。平均パット数は昨季1・7791(28位)から今季1・8364(95位)に悪化。「入れたい気持ちからパンチが入ったり、緩んだりしていた」。しかし尾崎将司からヒントを得て、タッチだけ合わせる練習を取り入れて感覚が良くなった。この日は18ホール中13ホールが1パット。合計パット数は全選手中最少の23に収まった。

 今季13試合に出場し予選通過7回、棄権3回。4月の東建ホームメイトカップの開幕前、腰に強い痛みを感じた。翌週パナソニック・オープンでは「カップからボールを拾うときに腰を曲げられなくなった」。その後は痛みと付き合いながらプレーしている。

 2週前のISPSハンダ・マッチプレー選手権で3位に入り、先週は試合を休み治療に専念。はり、電気、オイルマッサージ、強めの指圧などのケアを一日3時間3日連続で行った。今週も朝は1時間20分、夜は2時間半のケアを続けている。

 「コースに一番早く来て、一番遅く帰る。トレーナーも頑張っているので何とか恩返ししたい。3日目を終わっていい位置にいられるようにしたい」。最後の優勝が11年カシオ・ワールド・オープン。6年ぶりのツアー6勝目を狙っている。

 ◆高山 忠洋(たかやま・ただひろ) 1978年(昭53)2月12日、和歌山県出身の39歳。星林高では野球部に所属。18歳でゴルフを始めて高校卒業後に研修生となり3年後の99年プロ転向。05年東建ホームメイトカップで初優勝。ツアー5勝。1メートル76、83キロ。

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