杉田 誕生日飾り完勝、ブラジル撃破 錦織不在もWG残留決定

[ 2017年9月19日 05:30 ]

男子テニス国別対抗戦デビス杯ワールドグループ入れ替え戦最終日 ( 2017年9月18日    大阪・靱テニスセンター )

デ杯WG入れ替え戦最終日 29歳の誕生日を迎え、ケーキを贈られた杉田
Photo By 共同

 日本はブラジルに通算3勝1敗で勝ち、ワールドグループ残留を決めた。最終日第1試合のダブルスを落としたものの、世界ランキング42位でこの日が誕生日の杉田祐一(29=三菱電機)がサウスポーのチアゴ・モンテイロ(23)に3―0完勝。チームの勝利を確定させた。

 日本の新エースに杉田が名乗りを上げた。世界114位のモンテイロを子供扱い。第1セットは1―3から5ゲーム連取。結局、ストレート勝ちで今大会1セットも落とさなかった。「(日本の)シングルスNo・1として力を出したいと思っていた」

 7月に日本人3人目のツアー優勝。最新世界ランキングで42位まで浮上した。4年ぶりの出場ながらシングルスで2勝。右手首故障で不在の錦織に代わり堂々の主役を務めた。「残留をもぎ取ろうとみんなで頑張った」と胸を張った。台風で日程が順延。初戦の相手は審判への侮辱行為で処分を受けた。騒がしかった周囲は誕生日のこの日を際立たせるための伏線だったのかもしれない。「もっとテニスを突き詰めたい」。アラサーの進撃は続く。

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