安美錦6勝目!十両優勝争いのトップに 戦後最年長の十両Vも見えてきた

[ 2017年9月18日 16:38 ]

大相撲秋場所9日目 ( 2017年9月18日    両国国技館 )

 十両の安美錦が、豊響をはたき込んで6勝3敗とし、優勝争いのトップに並んだ。一瞬の勝負だった。立ち合ってすぐ右に動きながら、相手の後頭部を両手で押さえた瞬間に決まった。 

 敬老の日の白星。最年長関取の38歳は、支度部屋でも元気だ。「いたわってくれよ。ここまでおんぶしてくれるとか。(相撲)とらなくても勝ちとか」と、笑顔で報道陣の笑いを誘う。口ぶりも衰え知らずだ。

 今場所の成績次第で達成される2つの大記録も、現実味を増してきた。

 優勝すれば、1987年名古屋場所において36歳3カ月で優勝を飾った舛田山を抜き、戦後最年長の十両V。また、土佐ノ海の38歳6カ月を抜く昭和以降の最年長再入幕の可能性もある。

 十両は2敗力士が消え、3敗が8人で並ぶ大混戦。経験が生きる場面も、ありそうだ。

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2017年9月18日のニュース