鈴木亨、終盤攻勢2位浮上 8差も「慌てさせるゴルフする」

[ 2017年9月17日 05:30 ]

 ゴルフの日本シニアオープン第3日は16日、福岡県ザ・クラシックGC(6817ヤード、パー72)で行われ、連覇の懸かるプラヤド・マークセン(51=タイ)が70で回り、通算20アンダーの196で初日からの単独首位を堅持した。8打差の2位に鈴木亨(51=ミズノ)と金鍾徳(56=韓国)が続いた。前日2位の尾崎直道(61=フリー)は腰痛のため棄権した。

 昨年は3打差の2位に終わった鈴木が首位を猛追した。後半インで2バーディーを先行させると、終盤が圧巻だった。パー5の15番は1・5メートルを沈めて、16番パー4、17番パー3はともに3メートルのバーディーパットを放り込んだ。「息子とのコンビネーションがよくなってきた。やっぱり親子だね」とキャディーを務める中央学院大ゴルフ部の長男・貴之さん(20)を誇らしげに見つめた。昨年から2年続けて親子でのコンビ。「いいアドバイスをくれるようになった」という。首位とは8打差だが、鈴木は「ちょっと慌てさせるゴルフをする」と簡単にはマークセンを勝たせないつもりだ。

 ≪マークセン堅首≫初日から首位を走るマークセンは「今日は一緒に回った鈴木さんのパットがよくて、最終日はいい戦いになると思う」と余裕を見せた。11番で大会47ホール目にして初のボギーを叩いた。さらに14番パー4はダブルボギーとつまずいた。それでも15、18番バーディーで盛り返して通算20アンダー。「最終日に23、24アンダーまで伸ばせば優勝できる」と連覇のシナリオを描いた。

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2017年9月17日のニュース