璃花子 日本新V締め 雨の屋外プールで「目標以上」24秒33

[ 2017年9月17日 05:30 ]

雨中の屋外プールで日本新記録を出した池江璃花子
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 競泳のえひめ国体が16日、松山市内で行われ、少年A女子50メートル自由形は池江璃花子(17=ルネサンス亀戸)が24秒33の日本新記録で優勝した。自身の日本記録を0秒15更新し、リオ五輪7位相当のタイムで今季最後を締め、「ここまで出るとは思わなかった。目標以上の結果が出て本当に良かった」と寒空に笑顔を咲かせた。

 台風18号が接近し、屋外プールは雨風にさらされた。「台風が近づいていて、今までで一番ぐらい環境に不安があった」。選手が身震いするほど気温が下がる中、ただ一人ベンチコートを着て入場。「スタート台に立った時、ちょっと向かい風かなと感じたけど、それも気にせず全力を尽くしてやれた」。寒さ対策と悪条件を言い訳にしない強い気持ちが結果につながった。

 期待されながら、今夏の世界選手権で表彰台を逃したことが原動力だ。進歩し続ける女子エースは「しっかり練習を積んで、来年はメダルを獲得する年にしたい」と新たな挑戦に意欲を見せた。

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