新葉 SP自己新で首位、コストナー超え「落ち着いて滑れた」

[ 2017年9月15日 05:30 ]

フィギュアスケート・ロンバルディア杯第1日 ( 2017年9月14日    イタリア・ベルガモ )

ロンバルディア杯第1日 女子SPで演技する樋口
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 開幕し、女子ショートプログラム(SP)で昨季の全日本選手権2位の樋口新葉(16=日本橋女学館高)が自己最高を2・85点更新する74・26点で首位に立った。カロリナ・コストナー(30=イタリア)が71・67点で2位、アリーナ・ザギトワ(15=ロシア)が71・29点で3位。松田悠良(19=中京大)は65・62点で4位につけた。

 樋口は今季海外初戦のSPで、ルッツ―トーループの連続3回転などジャンプで確実に着氷した。14年ソチ五輪銅メダリストのコストナー、昨季の世界ジュニア女王のザギトワを上回って首位。今年4月にマークした自己ベストを上回る好スコアを「こんないい点が出るイメージは全然なかったが、うまく70点を超えられた。思ったより落ち着いて滑れたし、体も動いていた。ミスがだんだん減ってきた」と喜んだ。

 来年の平昌五輪を見据えるシーズン。SPはバレエ「ドン・キホーテ」の「ジプシーの踊り」を選んだ。意識してきたジャンプの大きな失敗はなく、GOE(出来栄え点)は全ての要素でプラスとなった。目指しているトータル200点超えに向けて好スタートを切り、「目標は達成できた」と納得の表情だった。

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