ロサンゼルス28年五輪開催計画「要求事項をすべて満たしている」

[ 2017年9月12日 11:07 ]

 異例となる夏季五輪2大会の開催都市同時決定に向け、国際オリンピック委員会(IOC)は11日、2028年大会のロサンゼルスの計画について「要求事項をすべて満たしている」とする評価報告書を公表した。ロスでの開催は、24年大会のパリとともに13日の総会で決まる見通し。

 当初、ロスはパリとともに24年大会に立候補したが、両都市を2大会に振り分ける方向となり、IOCは24年の開催を想定してつくられたロスの計画が28年でも有効かどうかを再評価していた。

 既存施設を最大限活用するプランに変更はなく、準備期間が延びることで地下鉄延伸など公共交通網の整備が進む見通しで、83%もの市民が開催を支持している。報告書は同時決定により両都市が開催準備のノウハウを共有でき「相互に恩恵を受けると確信している」とした。

 ロスの招致委員会は11日、IOCのバッハ会長が総会後の17、18日に同市を訪問すると発表。ガーセッティ市長らと共に1932年、84年両五輪の主会場だったメモリアル・コロシアムで行われる米プロフットボールNFLの試合を観戦し、聖火台に火をともす予定。(共同)

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2017年9月12日のニュース