中田ジャパン30年ぶりブラジルに連勝!フルセット激闘制した

[ 2017年9月9日 05:30 ]

バレーボール ワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会第3日 ( 2017年9月8日    愛知・日本ガイシホール )

<日本・ブラジル>勝利の瞬間、喜びを爆発させる荒木(左から3人目)ら日本代表選手
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 世界ランク6位の日本は同4位ブラジルを3―2で下して、2勝1敗。1987年以来、ブラジル戦では30年ぶりの連勝となった。第1セットから新鍋理沙(27=久光製薬)らのサーブで相手を崩して、流れを引き寄せた。フルセットに持ち込まれたものの、第5セットは序盤にリードを奪い押し切った。中国は韓国にストレート勝ちし3連勝。韓国は3連敗。米国はロシアを下し2勝1敗とした。ロシアは1勝2敗となった。

 7月の仙台で激闘の末につかんだ金星を名古屋で再現した。通算43勝83敗の難敵相手に3―2と粘り勝ちで今季2連勝。中田監督は「選手たちが最後まで食らいついてくれた」とねぎらった。

 指揮官が最も警戒したのはスピードと技術に裏打ちされたブラジルの多彩な攻撃。その出足を得意のサーブで封じ、前回大会女王に持ち味を発揮させなかった。第2セットは24―20とリードしながら落とす展開も、33歳の荒木が「私は動揺したけど、みんながたくましかった」と驚くほど、選手は慌てることなくフルセットを戦い抜いた。2勝1敗の2位に浮上したが、9日は世界ランク2位の米国が相手。この日以上の激戦が予想される中、指揮官は「この勢いを持って挑みたい」と力強かった。

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