【言葉で振り返る桐生 2014年】世界ジュニアで表彰台「うれしさもあり、悔しさもあり」

[ 2017年9月9日 16:32 ]

14年6月、日本選手権の男子100メートル決勝で山県(右)らを破り、初優勝を果たす桐生
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 陸上日本学生対校選手権の男子100メートルで9秒98をマークし、短距離界の夢を現実に変えた桐生祥秀(21=東洋大)。日本初の9秒台スプリンターの過去の言葉をひもとく。

〜2014年〜 

 3月8日 世界室内の60メートルで予選を突破し、準決勝で敗退。「得られたものは大きい。本当の勝負はこれから。(100メートル)10秒の壁とか意識せずに自信を持っていく」。

 4月5日 進学した東洋大で練習を公開。「野菜が苦手。特にきゅうりが…。電車に人が多いし、足を踏まれないようにしたい」。

 4月20日 大学進学後、初の100メートルは出雲大会で予選10秒33、決勝10秒26。「決勝で2台は予定通り。次につなげられそうなレースだった」。

 4月29日 織田記念国際の予選で10秒10、決勝は右大腿裏の違和感で棄権。「タイムを期待されたり応援してもらっているのもあったけど、無理してシーズンを棒に振るのは怖かった」。

 5月17日 関東学生対抗で自己ベストに迫る10秒05。「優勝を狙ってタイムも出た。やっと0台を出せた。スタートから100メートルまで全部、上げていきたい」。

 6月8日 日本選手権を10秒22で初制覇。「昨年、山県さんに負けたのが残っていて、リベンジしたかった。一緒に走って勝てて良かった」。

 7月23日 世界ジュニアに出場し、10秒34で日本勢初の表彰台となる銅メダルを獲得。「うれしさもあり、悔しさもあり、という感じ。ここからもっと上を目指していきたい」。

 9月9日 左大腿二頭筋肉離れでアジア大会欠場を発表。「このケガを乗り越え、一回り大きくなって、来年の世界陸上や再来年のリオ五輪で世界と戦えるように頑張りたい」。

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2017年9月9日のニュース