片山8強 9ホールの延長激闘制す「優勝以上でしょう。凄い」

[ 2017年9月8日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ISPSハンダ・マッチプレー選手権第4日 ( 2017年9月7日    千葉県市原市 浜野ゴルフクラブ=7217ヤード、パー72 )

ISPSハンダ・マッチプレー選手権第4日 27ホール目、宋永漢を1アップで破りグリーン上に倒れ込む片山
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 4回戦が行われ、44歳のベテラン、片山晋呉(イーグルポイントGC)は宋永漢(26=韓国)とエキストラホールに持ち込む熱戦を展開し、27ホール目のバーディーで振り切り、8日の準々決勝に進出した。池田勇太(31=フリー)も8強入りしたが、谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)、小平智(27=Admiral)は敗退した。

 エキストラ9ホール目、27ホール目となる1番グリーン。2・5メートルのバーディーパットを沈めた片山は、大きく万歳すると、グリーンに大の字となった。立ち上がると今度はギャラリーにお辞儀。永久シードの男がまるで優勝したかのように喜んだ。「優勝以上でしょう。凄いね。長いことゴルフをやっているけど、こんなゲームはなかった」と興奮は収まらなかった。

 6番までに3UPも反撃に遭い14番でオールスクエアとなってからは共に一歩も譲らない。1番と7番の繰り返しで行われた延長戦もお互い意地をぶつけ合った。5時間45分の戦いに「とにかく早く終わらせたかった」と苦笑い。それでも、「2人のいいところが全部出た。マッチプレーというよりプレーオフ、どっちが優勝するのかというゲーム。歴史に残る戦いだった」と自賛し、「こんな年で26歳と激闘できて幸せ」と充実感をにじませた。

 準々決勝は皮肉にも4回戦をわずか14ホールで終えた塚田が相手。「勝つならきちんと、またいい戦いで。負けるならあっさり」と笑わせた。

 ▼池田勇太 お互いにいいプレーをした。どちらが勝ってもおかしくなかった。(黄重坤を2&1で下し8強)

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