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フェアリーJ 史上最多の1大会メダル4個!東京五輪へ大躍進

新体操世界選手権最終日 ( 2017年9月3日    イタリア・ペーザロ )

団体総合で獲得した銅メダルを手に笑顔を見せる(前列左から)杉本、松原、竹中、(後列左から)鈴木、国井、横田
Photo By 共同

 団体の種目別決勝が行われ、日本(松原梨恵、杉本早裕吏、鈴木歩佳、竹中七海、国井麻緒、横田葵子)は18・650点のロープ・ボールで銀メダル、18・600点のフープで銅メダルを獲得した。個人種目別フープの皆川夏穂(イオン)と団体総合の各銅メダルと合わせて、日本勢は過去最多となる1大会4個のメダルと大躍進した。

 空前のメダルラッシュに笑顔がはじけた。2日に団体総合で銅メダルに輝くと、3日は種目別のフープで銅、ロープ・ボールで銀メダル。個人種目別フープ銅の皆川夏穂と合わせて、1大会4つのメダルは史上最多だ。杉本主将は団体後、「うれしいの一言。東京五輪があるので(リオデジャネイロ五輪後の)1年目からメダルを獲りたいという気持ちが全員強かった」と声を弾ませた。

 フープは「戦い」をテーマにエネルギッシュに、ボール・ロープは「楽しんで踊ること」(杉本)を心掛け、巧みな手具交換や高い同調性でともに18点台に乗せた。今大会に向け午前と午後、各種目3回ずつミスなく演技を通せるまで練習を繰り返してきたという。春の国際大会から好成績を収め、審判からの高い評価を確立していたことも大きかった。

 スタイルのいい選手をオーディションで選抜し、強豪国ロシアで指導を仰ぐ。1年のうち半年は異国での共同生活。新体操漬けの日々、より高みを目指すため、上下関係をなくして意見を出し合う。「元気で明るいところがチームの取り柄。つらかった時も明るく声を掛け合った」とチーム最年長・23歳の松原が言えば、日本体操協会の山崎浩子強化本部長は「このチームの良さはカバー力。粘って粘ってミスを最小限にとどめた。戦える集団になった」と称えた。

 昨年のリオ五輪(団体)は、決勝進出チームで最下位の8位だったが、1年で欧州の牙城を崩した。「やっとスタートラインに立てた」と山崎強化本部長。3年後の東京五輪に向けて、「フェアリージャパン」は、さらに美しく、強くなる。

 ≪メークテーマは「誘惑」≫ 新体操の日本代表は、15メートル以上離れた審判員席や客席から見ても美しく見えるように、目力や立体感などをメークのコンセプトとしている。12年ロンドン五輪で主将を務めた田中琴乃さんらが美容コーチとしてメークやスキンケアを指導。今大会に向けたテーマは「誘惑」で、昨年まで黒一色だったカラーラインは、イタリアを想起させるモスグリーンを採用した。

 ◆松原梨恵(まつばら・りえ)1993年(平5)10月21日、岐阜県出身の23歳。団体総合で12年ロンドン五輪7位、16年リオデジャネイロ五輪8位。東海東京証券、ALFA。1メートル67、49キロ。

 ◆杉本早裕吏(すぎもと・さゆり)1996年(平8)1月25日、愛知県出身の21歳。リオ五輪に続く主将の大役を担う。日体大、みなみク。1メートル67、49キロ。

 ◆鈴木歩佳(すずき・あゆか)1999年(平11)9月27日、岐阜県出身の17歳。岐阜・大垣日大高、大垣共立銀行OKBク。1メートル63、46キロ。

 ◆竹中七海(たけなか・ななみ)1998年(平10)12月2日、愛知県出身の18歳。日女体大、みなみク。1メートル63、44キロ。

 ◆国井麻緒(くにい・まお)1996年(平8)4月5日、山形県出身の21歳。東女体大、山形RG。1メートル68、52キロ。

 ◆横田葵子(よこた・きこ)1997年(平9)5月11日、東京都出身の20歳。リオ五輪代表。国士舘大、安達ク。1メートル64、46キロ。

[ 2017年9月4日 05:30 ]

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