藍来た!2差4位「ここからが勝負」米有終へ6バーディー67

[ 2017年9月3日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ポートランド・クラシック第2日 ( 2017年9月1日    米オレゴン州ポートランド コロンビアエッジウオーターCC=6476ヤード、パー72 )

7番、第3打を放つ宮里
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 今季限りで引退する初日18位の宮里藍(32=サントリー)は6バーディー、1ボギーで67をマーク、通算8アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。2位で出た畑岡奈紗(18=森ビル)は70で回り通算7アンダーで7位。ステーシー・ルイス(32=米国)ら3人が通算10アンダーで首位に並んだ。

 6バーディーを奪い67でホールアウトした宮里は「ミスも少なかったし、ショットで取れたバーディーも結構あった。パットもしっかりと打ててストレスのない一日だった」と満足感をにじませた。

 出だしの10番と11番は3メートルのチャンスを逃したが、12番パー5は残り105ヤードの第3打をピン20センチにつけて“OKバーディー”。「2つチャンスを外して苦戦するかなと思っていたところでバーディーが来てくれた。あれで流れに乗れた」。13番、15番はショットを1メートルにつけてスコアを伸ばした。後半も勢いを持続。2番パー3はグリーン手前7ヤードからパターで直接入れ、5番で1メートル、6番で2メートルを決めるとガッツポーズで気合を込めた。

 悔やまれるのは前日もダブルボギーとした9番パー4。「ボールに泥がついていたので思ったより右に行った」という第2打を右の林に打ち込んで唯一のボギーを叩いた。それでも「もったいなかったが、ナイスボギーだったと思っている」と表情は晴れやかだ。

 全盛期をほうふつさせるプレーに現地テレビのインタビューでは「引退を考え直しては」との質問も出たほど。だが、「引退を決めて本当に良かったと思っている。今は自分のプレーを凄く楽しんでいる」と残り少ない現役だからこその集中力を発揮している。

 14日からフランスで開催されるメジャー最終戦エビアン選手権を現役最後の試合に決めた。米国での最終戦となる今大会は5季ぶりの米ツアー10勝目を狙う。「まだ半分終わったばかり。ここからが自分の勝負どころだと思う。でもいい位置につけていることは間違いない。このチャンスをしっかりと生かしたい」と力を込めた。

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