シャラポワ 4大大会復帰戦白星に涙 第2シードを撃破

[ 2017年8月30日 05:30 ]

テニス全米オープン第1日 女子シングルス1回戦   シャラポワ3―1ハレプ ( 2017年8月28日    米ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

勝利し、いつまでも鳴り止まない歓声の中、感極まるマリア・シャラポワ。
Photo By スポニチ

 開幕し、女子シングルス1回戦で元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ(ロシア)が第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6―4、4―6、6―3で破り、2回戦に進んだ。ドーピング違反による資格停止処分が明けて4大大会復帰戦だった。男子シングルス1回戦では第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がダリアン・キング(バルバドス)を7―6、7―5、6―4で下した。

 開幕日の夜にセンターコートで組まれた4大大会復帰戦で、シャラポワがかつての強さを取り戻した。2時間44分の大熱戦で第2シードのハレプに勝利。涙が元女王の頬をつたい「マッチポイントでは感情を抑えることができなかった」と喜びをかみしめた。

 ドーピング違反による1年3カ月の資格停止処分のブランクは大きく、4月に戦列に復帰してから順調とは言えなかった。8月には左腕をケガ。主催者推薦で出場権を得た3年ぶりの全米だったが、「数週間前にはここで戦えるかも分からなかった」と復調の度合いは未知だった。シャラポワはミスと紙一重の積極的なショットで最後まで攻め続けた。ニューヨークの観客も味方にし、16年全豪オープン以来となる4大大会の白星を手に入れ「多くのものをもらえた。私はもうどこにも行かない」と誓った。

続きを表示

2017年8月30日のニュース