理香子、約10カ月ぶりトップ10入り 元女王が復活へ

[ 2017年8月28日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース最終日 ( 2017年8月27日    北海道小樽市 小樽カントリー倶楽部=6548ヤード、パー72 )

2番、ティーショットを放つ森田理香子
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 13年賞金女王の森田理香子(27=リコー)が4バーディー、5ボギーの73で回り、通算3アンダーの6位に食い込み、約10カ月ぶりのトップ10入りとなった。

 元女王の顔に笑顔が戻った。森田理が6位に食い込み、昨年10月の富士通レディースで6位になって以来、約10カ月ぶりのトップ10フィニッシュ。「緊張すると体が動かなくなってショットが曲がったりしたけど、癖も分かった。今後は対応できると思うのでプラスになった」と収穫の多さを喜んだ。

 名門・小樽カントリー倶楽部の最難関ホールを制し、貫禄を示した。447ヤードの16番パー4。残り180ヤードからの第2打を5Iで6メートルに付けた。「60センチくらい切れるラインで難しかった」というスライスラインを読み切りバーディー。この日のピンの位置はグリーン奥で平均スコアは4・8281と各選手が苦しむ中、1人だけバーディー賞30万円を獲得した。「賞がかかっているのを知らなくて、終わってからラッキー!と思いました」と笑みがこぼれた。

 昨季はアプローチの不調から賞金ランキング69位に沈みシード権を喪失。今季14試合目となる本大会は、欠場者が出たことによる繰り上げで約1カ月ぶりに出場機会を得た。「今回は良い結果が出せた。今、練習で取り組んでいることがコースで試せたのは大きい」とうなずいた。

 28日からは日本女子オープンの最終予選会に出場する。「めちゃくちゃ疲れたけど、明日からは大きな勝負」。元女王は“復活”に向けて大きな一歩を踏み出した。

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2017年8月28日のニュース