鈴木 4度目出場で銅!左膝大ケガ乗り越えた30歳、涙の復活

[ 2017年8月25日 05:30 ]

レスリング世界選手権第3日 女子75キロ級3位決定戦   鈴木6―0マエ ( 2017年8月23日    パリ )

女子75キロ級3位決定戦 エストニア選手に勝利し3位になった鈴木博恵(右)
Photo By 共同

 メダルが決まると鈴木の目から涙があふれた。大ケガを乗り越え、4度目の出場で初めての銅メダルを獲得。

 準々決勝では優勝したトルコ人に敗れたが、敗者復活戦からはい上がって「一度はレスリングを辞めようと思ったが続けてきてよかった」と万感の思いをかみしめた。

 15年の世界選手権前に左膝の前十字じん帯を断裂。手術を受け、昨年の五輪予選にも間に合わなかった。引退がよぎりながらも再起し、最重量級では10年モスクワ大会の浜口京子以来となる表彰台に上がった。

 「自分もメダル圏内にいるんだと大きな自信になった」。若手が台頭する女子レスリングにあって30歳を迎えたベテランが存在感を示した。

続きを表示

2017年8月25日のニュース