大阪エヴェッサ 新体制発表 藤高 “別居婚”のまま新天地へ

[ 2017年8月22日 18:06 ]

大阪エヴェッサに新加入した藤高宗一郎
Photo By スポニチ

 国内プロバスケットボールのBリーグ・大阪エヴェッサが22日、大阪市内で新体制を発表し、新加入選手を含めた全13人がファンの前に勢揃いした。“別居婚”のまま新天地にやってきたスモールフォワード藤高宗一郎(25)は、リオデジャネイロ五輪女子日本代表の妻、栗原三佳(28=トヨタ自動車)の強心臓を手本にし、地元大阪で花を咲かせることを誓った。

 「奥さんは度胸が据わっている。そういうところを見習わないと、五輪選手にはなれないと思った」

 サンロッカーズ渋谷に在籍したリーグ発足1年目の昨年は、57試合に出て、1試合平均1・9得点と低調に終わった。

 「試合でも消極的。気持ちが弱かった」

 精神面の先生になるのは、積極的な姿勢で3点シュートをズバズバ決める妻。夫は「アグレッシブ」を今季のモットーに据えて、持ち味であるドリブルで切り込んでからのシュート、「エースを抑える」というディフェンスで飛躍を狙う。

 バスケ界の美男美女は昨年12月末に結婚。妻は愛知県が拠点のため、関東から関西にやってきた夫は「新婚ですけど、明確な新居はありません」と苦笑いする。時間を見つけて相手の試合を観戦。そのプレーを励みとして、「切磋琢磨している」とアスリート家庭を築いている。

 大阪エヴェッサは昨年西地区3位。あと1勝でプレーオフ進出という好機を逃した。土壇場で勝負弱かった雰囲気を、自らも勝負強くなりたいと願うニューフェイスが変える。

 新シーズンは9月29日に開幕し、大阪エヴェッサの初戦は30日。アルバルク東京と、府民共済スーパーアリーナ(大阪市)で激突する。

続きを表示

2017年8月22日のニュース