東芝“集中”白星発進!落雷で1時間30分試合中断も完封勝ち

[ 2017年8月20日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第1節   東芝20―0NEC ( 2017年8月19日    秩父宮 )

東芝―NEC 後半、突進する東芝のリーチ
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 2試合が行われ、過去ワーストの昨季9位からの巻き返しを図る東芝はNECに20―0で完封勝利し、白星発進した。13―0の前半終了後には落雷のため、ハーフタイムの12分間を含めて約1時間30分の中断があったが、後半も再三のピンチをしのいで逃げ切った。

 周到な準備で東芝が開幕白星をつかんだ。7季ぶりに復帰した瀬川智広監督は週の半ばからこの日の雷を予想。中断となった場合のリカバリーや再開前のウオーミングアップメニューも用意していたことが奏功し、「まだまだ自分たちのラグビーができていないが、白星は喜びたい」と胸をなで下ろした。

 前半が終了していたためルール上は、中止なら東芝の勝利。メンタル的にも難しい試合だったが、プロップ三上は「再開時間が確定してからは、スイッチを入れられた」と話した。後半は攻勢をかけられたが、自陣深くまで迫られてもインゴールへの進入は許さなかった。会社が経営再建中の状況で、チームは昨季から7人が退部した一方で新加入は2人だけ。苦しい台所事情の中、原点回帰の「スタンディングラグビー」で名門復活へ再出発した。

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2017年8月20日のニュース