ジョコ、バブリンカ…大物休養相次ぐ男子テニス界 決断にフェデラーらの復活影響

[ 2017年8月17日 08:20 ]

錦織 今季残り全休 右手首腱部分断裂

今季全休を発表した錦織
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 男子テニス界は、トップ選手のケガや長期休養が相次いでいる。今季はすでに世界5位のノバク・ジョコビッチ(30=セルビア)が右肘のケガで7月下旬に今季休養を表明。同4位のスタン・バブリンカ(32=スイス)もそれに続き、ツアーから離脱して来季に向けて膝の手術を受けた。

 彼らの決断の一因となったに違いないのが、ベテラン2人の復活劇だ。昨季後半戦を休養したロジャー・フェデラー(36=スイス)と同終盤戦をケガの回復に充てたラファエル・ナダル(31=スペイン)が今季は見事に完全復活。長年のツアー生活で傷んだ肉体のみならず、疲弊した精神面をリフレッシュできる効果の大きさを証明した。錦織もケガはもちろん、心もフレッシュになれるかどうかが復活の鍵を握りそうだ。

 《今週も異変、トップ10出場3人だけ》今週のウエスタン・アンド・サザン・オープンは、トップ選手の勤続疲労により異常事態になっている。臀部のケガを抱える世界1位のA・マリー(30=英国)をはじめ、トップ10のうち7人が欠場。4大大会に次ぐ格付けのマスターズ大会にもかかわらず、出場しているのはナダルとA・ズベレフ(20=ドイツ)とティエム(23=オーストリア)の3人しかいない。ハードな日程やトップ選手の出場義務ルールなど、改善を求める声が上がってもおかしくない状況だ。

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