稀勢「少しでも元気に」復興土俵入り 釜石市で1000人前に

[ 2017年8月15日 05:30 ]

東日本大震災からの復興を願い、岩手県釜石市で土俵入りを披露する稀勢の里
Photo By 共同

 東日本大震災からの復興を願う横綱土俵入りが14日、岩手県釜石市の鵜住居小・釜石東中で行われ、日馬富士(伊勢ケ浜部屋)と稀勢の里(田子ノ浦部屋)が参加した。雨の影響でグラウンドではなく体育館での開催となったが、稀勢の里は太刀持ちに輝(高田川部屋)、露払いに地元岩手県出身の錦木(伊勢ノ海部屋)を従え、約1000人の前で雲龍型を披露。土俵入り前には釜石駅前の「復興の鐘」を訪問し、鵜住神社へ参拝もした。

 11年に巡回慰問で岩手県を訪れている和製横綱は「少しずつ回復しているのは見えたが、見えないところで苦しんでいる人もいると思う」と考えている。それだけに「少しでも元気になってもらえるなら協力したい。体も心も鍛え、いい相撲を取れるようにやっていく」と左上腕などの負傷からの復活を誓っていた。

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