比嘉69で堅首 16番ミス連発も成長見せパー 松山の存在も刺激

[ 2017年8月13日 05:30 ]

女子ゴルフツアー NEC軽井沢72 第2日 ( 2017年8月12日    長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ北コース=6655ヤード、パー72 )

2番、ティーショットを放つ比嘉真美子
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 4年ぶりの優勝を狙う比嘉真美子(23=フリー)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算11アンダーまで伸ばして首位をキープ。65をマークしたキム・ハヌル(28=韓国)が首位タイに浮上し、2打差の3位に辻梨恵(23=大和証券)が続いた。プロデビュー戦の勝みなみ(19=フリー)は5打差の5位で最終日を迎える。

 首位を走る比嘉が初めてガッツポーズを見せたのは、16番パー5でのパーセーブだった。ラフからの第2打はグリーン手前の池の縁に辛うじてボールが止まるミスショット。続く第3打はバンカーの斜面で“目玉”となるピンチを迎えた。何とか脱出したが、残った距離は7メートル。この厳しいパーパットを沈められたことが「2日間で一番うれしかった」。後半はバーディーが取れず、キム・ハヌルにも並ばれたが、「内容は悪くないし60台なら合格点かな」と振り返った。

 日本ジュニア、日本女子アマを制して12年にプロテスト合格。翌13年に早くも2勝を挙げ、「次のスター」と期待された。しかし14年以降は勝てず、15年はシード落ち。「想像もできないような失敗」も続いた。悩んだ末に「ミスしても死ぬわけではない。失敗を生かせればいい」と考えられるようになった。それが、16番の粘りにもつながった。

 2学年上の松山英樹の存在は大きな刺激になっている。全米プロでの活躍はチェックしており、「海外、それもメジャーでなんて凄い。私もこんな場面で緊張していられない」と自らに言い聞かせた。

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2017年8月13日のニュース