サニブラウンら日本3選手は準決勝敗退 日本人初の100M決勝進出ならず

[ 2017年8月6日 03:23 ]

世界陸上男子100メートル準決勝で敗退したサニブラウン(右)は厳しい表情でゴール(AP)
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 陸上の世界選手権男子100メートル準決勝が5日に行われ、サニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)、ケンブリッジ飛鳥(24=ナイキ)、多田修平(21=関学大)の日本人3選手はいずれも準決勝敗退。世界選手権では日本人初となる同種目決勝進出はならなかった。

 第1組に登場したケンブリッジは本来の伸びを欠いて10秒25で同組6着。第2組のサニブラウンはスタート直後にバランスを崩して10秒28で同組7着、第3組の多田は好スタートで飛び出すも終盤に失速し10秒26で同組5着に終わった。

 今大会限りでの現役引退を表明しているウサイン・ボルト(30=ジャマイカ)は第3組で9秒98をマークし同組2着。決勝進出を決めた。

 4日の予選で自己記録タイとなる10秒05(向かい風0・6メートル)を記録していたサニブラウン。スタート直後にバランスを崩したことについて「足が上がり切らなくて、転びそうになってしまった」と振り返り、「100%で走れず悔しい終わり方になった」と無念の表情を浮かべた。

 同じく不完全燃焼に終わったケンブリッジも「(予選から)修正しようと思っていたがタイムが落ちたので残念」と悔しそうな様子。ボルトと同じ3組を走った多田は「自分の走りができなかった」としながらも、「僕の人生で最高のレベルだった。東京五輪に向けて調子をととのえたい」と収穫を語っていた。

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