愛 7バーディーでチャージ「ショットもパットも良くなった」

[ 2017年8月5日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全英リコー女子オープン第2日 ( 2017年8月4日    英国セントアンドリュース キングズバーンズ・リンクス=6697ヤード、パー72 )

全英女子ゴルフ第2R 3番でアプローチショットを放つ鈴木愛
Photo By 共同

 50位で出た鈴木愛(23=セールスフォース)と野村敏京(24=フリー)はともに69で回り通算4アンダー。94位で出た川岸史果(22=加賀電子)は70で通算1アンダーでホールアウトした。一方前日73位の宮里藍(32=サントリー)は通算2オーバー、109位の堀琴音(21=東芝)も4オーバーとなり、予選通過は厳しくなった。第1日は64のミシェル・ウィー(27=米国)が首位だった。

 最終18番、鈴木は残り116ヤードから9Iで左2メートルに付けると、バーディーパットをカップの真ん中から沈めて69でホールアウト。「ショットもパットもだんだん良くなってきた。60台を出したいと言っていたので、それを達成できて良かった」と笑みを浮かべた。

 「5番までは風が強くてスコアが伸ばせなかった」。3番でボギーが先行した後、4番で残り120ヤードのラフからPWで2・5メートルに付けてすぐに取り戻した。続く5番は5メートルのパットを決めて連続バーディー。13、15番のボギーで後退したものの、16番で11メートルのロングパットをねじ込み巻き返した。合計7バーディーを記録したが「ボギーを減らしたい」と4ボギーを反省した。

 第1日は悪天候による中断が2度もあった。前半で4バーディーと波に乗ったが、10番で中断した後は伸ばせなかった。18番では第2打が観客席に当たり3メートルに止まる幸運に恵まれながらチャンスを生かせなかった。71のラウンドを「10番で中断になり流れが変わった。2度の中断は日本ではない。気持ちのコントロールが難しかった」と振り返った。

 65位だった昨年に続く2度目の全英出場。今年は姉・志歩さんと一緒にコース近くのホテルに滞在。日本から米を持ち込んで自炊生活を送っている。ラウンド中も手製のおにぎりで栄養補給しており、前日は“スパムおにぎり”を頬張って長い一日を乗り切った。

 リンクスでのプレーを「楽しい時も苦しい時もある」と表現する23歳。決勝ラウンドでさらに上位を目指す。

続きを表示

2017年8月5日のニュース