三原 平昌切符へ走ってスタミナ強化、演技終盤ジャンプ増やす

[ 2017年7月29日 05:30 ]

公開練習で演技を披露する三原
Photo By 共同

 女子フィギュアスケートの三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)と坂本花織(17=神戸ク)が28日、盛岡市内で練習を公開した。

 昨年の世界選手権5位の三原は、9日間の合宿で走り込みを敢行。「去年もここで同じような練習をしてシーズン最後まで体力が持ったので」。ホテルからスケートリンクまで約3キロの距離を走って通っている。シーズン中にも、「体力のマックスを上げるために」息が上がった状態でトレーニングを積む計画だ。

 スタミナ強化には狙いがある。来年の平昌(ピョンチャン)五輪出場が懸かる今季はジャンプ構成を難しくした。フリー「ガブリエルのオーボエ」では、基礎点が1・1倍になる後半のジャンプが昨季より1つ増えて5つになる。初めてトレーナーをつけて体幹も強化中。息切れせずに五輪シーズンを駆け抜ける。

 《坂本は決意語る》今季がシニアデビューの坂本はフリーでのトリプルアクセル挑戦に意欲的だ。現時点で完成度は「内緒」とイタズラっぽく口を閉ざすものの、「入れないと平昌五輪が見えてこない」と、トレードマークの笑顔を消して真顔で決意を語った。今合宿はフリー「アメリ」の振付師・ブノワ・リショーさんが来日。「再び苦戦しています」と、葛藤しながら新プログラムに挑んでいる。

続きを表示

2017年7月29日のニュース