山頂男子は五郎谷、女子は吉住 ともに初優勝 富士登山競走

[ 2017年7月29日 05:30 ]

富士登山競走山頂コース優勝者の吉住と五郎谷
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 第70回富士登山競走(スポニチ後援)は28日、山梨県富士吉田市役所前をスタートする山頂、五合目の2コースに4051人がエントリーして開催された。山頂コースは五郎谷俊(コモディイイダ)が2時間31分34秒、同女子は吉住友里(吉本ナショナルDreams)が3時間1分17秒でともに初優勝。五合目コース男子は松本翔(日税ビジネスサービス)が、同女子は俵千香(チームRL)がそれぞれ制した。

 《箱根から“転向”》山頂男子は東洋大で箱根駅伝5区を走った山上りのスペシャリスト・五郎谷が昨年の五合目Vに続き山頂を制した。16年の最後の箱根は5区で区間3位をマーク。今回は経験から7月の山開きから5回の試走を重ねて大会に挑んだほど。「おかげでレースはイメージ通り」と2位に14分差の大勝を飾り「来年も絶対に出て、今度は大会新記録を狙いたい」と笑顔で意気込んだ。

 《2位に12分大差》山頂女子はスカイランニングの世界女王が栄冠を手にした。19歳で初めてハーフ大会に出場、昨年から高所山岳を駆け抜けるスカイランニングを始めた。今年5月にはスペインで開催された世界大会で日本人初となる優勝を果たし、登山レースの実績は十分。2位に12分の大差をつけ貫禄を見せつけた。「来年も出られれば3時間を切りたい」と早くも次の目標を見据えていた。

 【山頂男子】(1)五郎谷俊2時間31分34秒(2)加藤聡2時間45分39秒(3)江本英卓2時間48分43秒(4)宮川朋史2時間52分59秒(5)小川壮太2時間53分41秒

 【山頂女子】(1)吉住友里3時間1分17秒(2)小川ミーナ3時間13分30秒(3)大石由美子3時間34分32秒(4)浅原かおり3時間46分35秒(5)岡本恵子3時間47分44秒

 【五合目男子】(1)松本翔1時間21分29秒(2)斉藤拓也1時間25分7秒(3)小寺晃弘1時間29分46秒(4)野永健宏1時間30分9秒(5)三輪博基1時間30分43秒

 【五合目女子】(1)俵千香1時間36分48秒(2)田中礼美1時間42分9秒(3)長谷川奈々1時間45分2秒(4)荻原真紀1時間45分14秒(5)広瀬光子1時間47分1秒

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2017年7月29日のニュース