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今平周吾 結果は池ポチャも2オン狙う姿に2年間の進化を見た!

セガサミー・カップ最終日1番、長嶋茂雄大会名誉会長(右)が見守るなかティーショットを放つ今平
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 【福永稔彦のアンプレアブル】男子ゴルフの長嶋茂雄招待セガサミー・カップ最終日。今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)は1打差の2位から逆転を狙ってスタートした。

 1番で1メートルに付けて幸先よくバーディーを奪った。さらに3番から3連続バーディーを記録して単独首位に立った。しかし8番でボギーをたたくと、後半は足踏みして首位を明け渡した。

 それでも諦めなかった。首位に1打差で迎えた最終18番はグリーン左手前に池が広がるパー5。ティーショットをフェアウエーに置くと、グリーンエッジまで246ヤードの地点から3Wで果敢に2オンを狙った。しかし逆転優勝の望みを託した1打は左に曲がり、無情にも池に消えた。

 その瞬間、今平は悔しげな表情をつくり、思わずクラブを放り投げた。どんな時も表情を変えずに淡々とプレーしている印象が強いだけに、その行為には驚かされた。

 “池ポチャ”がたたり、このホールをボギーとした今平は首位に3打差の3位で大会を終えた。

 ホールアウト後は「(第2打は)手前から入ってちょっと引っかかった」と最終ホールを振り返り「刻む選択肢はあったのか」と聞かれると「それはなかった。届く距離だったので狙った」と言い切った。

 この大会3年連続トップ3入りとなったが「勝てないと意味がない。優勝じゃないとうれしくない」と語気を強めた。

 2年前の今平なら同じ状況でも2オンを狙わなかったかもしれない。

 15年大会の最終日。首位の岩田寛と2打差で18番を迎えた今平は、残り95ヤード地点にレイアップ。第3打を52度のウエッジでピン50センチに付けてバーディーで締めくくり、1打差の2位に入った。

 当時はまだ優勝経験もなかった。だから2位でも満足だった。「岩田さんがずっとリードしていたので、あんまり悔しさはない」という言葉を残している。

 その後、何度も優勝争いに絡み、悔しい経験を重ねた。そして今年5月の関西オープンでツアー初優勝を飾り、優勝の喜びを知った。

 もともとショット力には定評があったが、この2年で平均飛距離は約7ヤードも伸びた。パットの精度も上がった。今季は平均ストローク69・89でランキング1位を走っている。

 心も体も技も2年前とは違う。結果は“池ポチャ”だったが、2オンを狙った選択は2年間の進化の証なのだ。

 「この経験を生かして頑張りたい」。ザ・ノースカントリーゴルフクラブの18番で味わった苦い思いは、さらなる成長の糧となるに違いない。 (専門委員)

 ◆福永 稔彦(ふくなが・としひこ)1965年、宮崎県生まれ。宮崎・日向高時代は野球部。立大卒。Jリーグが発足した92年から04年までサッカーを担当。一般スポーツデスクなどを経て、15年からゴルフ担当。ゴルフ歴は20年以上。1度だけ70台をマークしたことがある。

[ 2017年7月17日 09:30 ]

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