稀勢の里 初の2場所連続途中休場…左足首も痛め「相撲とれる状態じゃない」

[ 2017年7月14日 09:13 ]

序盤で3敗目を喫し、支度部屋で厳しい表情の稀勢の里
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 横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が名古屋場所6日目の14日、日本相撲協会に休場を届け出た。この日、「左足関節靱帯損傷、約3週間の安静加療を要する」との診断書も提出した。先場所も途中休場しており、入門以来初めて2場所連続の休場となった。通算では大関時代の1度を含め、3度目になる。

 この日、稀勢の里は稽古場に姿を見せず、師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が愛知県長久手市の田子ノ浦部屋宿舎で報道陣に対応。「休場します。(本人が)相撲をとれる状態じゃないと言っていた。きのうも話をしたけども、最終的にはきょうの朝。本人と話して決めました」。9月に行われる秋場所の出場見込みについては「(まず)相撲をとれる状況を作るのが一番。様子を見ながら考えたい」と話した。

 稀勢の里は5日目の13日に勢との対戦で3敗目を喫した際、左足首を痛めて病院で診察を受けた。同日夜に同親方は「見た目に多少腫れがある」と患部について説明していた。

 稀勢の里は先場所も、3月の春場所で負傷した左上腕部などが悪化し11日目から休場。今場所での復活を期していた。先場所までとは違う部位を痛めての休場で、悪循環が心配される。

 名古屋場所は横綱・鶴竜と平幕・遠藤も途中休場。この日から休場する稀勢の里と照ノ富士を含めて、名古屋場所の幕内力士の休場は4人となった。

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