チリッチ ウィンブルドン初の4強「全米で勝った経験が支えてくれる」

[ 2017年7月13日 07:56 ]

ウィンブルドン選手権第9日 ( 2017年7月12日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

ミュラーを下してウィンブルドン初の4強入りを決め、ガッツポーズで喜ぶチリッチ(AP)
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 世界ランキング6位のマリン・チリッチ(クロアチア)がウィンブルドン初の4強入りを決めた。第1セットを先取されたものの「集中していたし、落ち着いていた。やるべきことをやり続けた」と焦らなかった。ナダルを倒して勝ち上がってきた世界26位のミュラー(ルクセンブルク)に32本のサービスエースを叩き込み、フルセットの接戦を制した。

 昨年からは母国の英雄イワニセビッチ氏に替えて、元世界4位のビョルクマン氏(スウェーデン)をコーチに迎えた。「ゴラン(イワニセビッチ氏)とはサーブを打つ動き、ルーティンを変えた。それが全米の優勝にもつながった。今は違う観点から練習に取り組んで安定感が身についた。この3カ月は過去最高レベルのプレーができている」

 4強に残った選手で4大大会優勝経験があるのはフェデラーとチリッチのみ。14年全米オープン決勝で錦織圭を破った28歳は「全米で勝った経験が、これまでの、そしてこれからの4大大会での戦いを支えてくれると思う」とビッグサーバー対決となるクエリー(米国)との準決勝を見据えた。

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2017年7月13日のニュース