フェデラー節目100戦目をストレート勝ち!35歳342日で4強

[ 2017年7月13日 06:15 ]

ウィンブルドン選手権第9日 ( 2017年7月12日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

4強入りを決めガッツポーズするフェデラー(AP)
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 フェデラー(スイス)がウィンブルドン100戦目をストレート勝ちで飾った。100戦到達(68年のオープン化以降)は102戦のコナーズ(米国)に次ぐ2人目。初出場で初戦敗退だった99年大会からの通算成績は89勝11敗となった。「100試合も戦ったなんて信じられない。ここまで無事に続けてこられたことがうれしい」と長い道のりを振り返って喜んだ。

 昨年の準決勝で敗れたラオニッチ(カナダ)にストレートでの完勝だった。「昨年ほど強い第2サーブを打ってこなかった。おかげで読みやすかった」とリターンでも感覚も研ぎ澄まされていた。第3セットはミスが増えてタイブレークとはなったが、0―3の劣勢からでもギアを入れ直し、きっちりと逆転してみせた。

 35歳342日での4強入りは、74年のローズウォール(オーストラリア)に次ぐ年長記録。「今日勝てたことはうれしいけど40年ぶり、というのが良いのかどうか」と苦笑い。クレーシーズンを休み、芝シーズンに向けて調整してきたことで、今大会は年齢を感じさせない動きを見せているのは確かだ。

 ビッグ4で1人だけ勝ち残り、8度目の優勝もぐっと近づいてきた。「優勝候補であろうがなかろうが関係ない。残っている選手は自分よりも背が高く、パワーのあるビッグヒッターばかりだ」と波乱の続く展開に気を引き締めた。

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2017年7月13日のニュース