高安 出鼻くじかれた 14年豪栄以来の新大関黒星発進

[ 2017年7月10日 05:30 ]

大相撲名古屋場所初日 ( 2017年7月9日    愛知県体育館 )

北勝富士(左)に押し倒しで敗れた高安
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 歴史的波乱は新大関から始まった。高安は初顔合わせの北勝富士に対し、立ち合いで右からかち上げにいったが、相手の低い当たりの前にすっぽ抜ける形となった。左喉輪を受けると上体が起きて左を深く差された。土俵際の左首投げも決まらず、14年秋場所の豪栄道以来の新大関黒星発進となった。支度部屋では報道陣の質問に一切、応えなかった。

 大関昇進を機に新調した黒の締め込みがなじまなかったため、先場所までと同じ水色の締め込みで臨んだ。この日の朝稽古後に「緊張感はあるか」と聞かれると「大丈夫。いつもと変わらない」と話していたが、表情は前日までと違って硬かった。新大関場所で「全勝優勝」という高い目標を掲げたが、その夢は初日でついえた。

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2017年7月10日のニュース