競歩 荒井広宙 “因縁の相手”との勝負に決着を宣言「それが彼に対する誠意」

[ 2017年7月7日 17:20 ]

世界選手権に向けた合宿を公開したリオデジャネイロ五輪銅メダリストの荒井広宙(前列目左)ら競歩の日本代表選手
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 陸上・世界選手権(8月4日から、ロンドン)に出場する競歩の日本代表が7日、北海道千歳市での合宿を公開した。リオデジャネイロ五輪男子50キロ銅メダリストの荒井広宙は“因縁の相手”との勝負に白黒付けることを宣言した。

 「当然、負けるわけにいかない。それが彼に対する誠意になる。ちゃんと自分の力を出し切って勝負をしていきたい」

 日本競歩界初の五輪のメダルは二転三転の末に転がり込んだのは、記憶に新しいところ。レース終盤でダンフィ(カナダ)を抜き返そうとしたときに肩が衝突したことで、荒井は3位でゴールしながらカナダ連盟の抗議によって失格になった。日本陸連が訴えて再び判定が覆り、念願のメダルが確定していた。

 その後、2人はインターネット上で交流。同じツーショット写真をツイッターのプロフィール写真にするなど、しこりは残っていない。

 「ツイッター上でお互いの動きは見えています。僕が受けた海外の取材を、彼がリツイートしてくれたりしてくれている」

 8月13日に再び世界の舞台で激突することを楽しみにしつつ、次はすっきりとした形で決着を付ける考えだ。

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2017年7月7日のニュース