ヒートがボッシュの契約を正式に解除　背番号１は永久欠番

　ＮＢＡヒートは４日、肺塞栓血栓症で昨季“全休”していたフォワード兼センター、クリス・ボッシュ（３３歳）と契約を同選手と合意の下で正式に解除。残り２年分のサラリー（計５２１０万ドル＝約５９億円）は全額支払うものの、この金額はサラリーキャップ（年俸上限）から除外されるため、その分を補強資金に回すことが可能になった。

　ボッシュはジョージア工科大から２００３年ドラフトの全体４番目にラプターズに指名されてＮＢＡ入り。１０年にはヒートに移籍し、レブロン・ジェームズ（現キャバリアーズ）やドウェイン・ウェイド（現ブルズ）らとともに２度のファイナル制覇（１２、１３年）に貢献した。しかし肺塞栓血栓症を発症してプレー続行が不能となり、２０１４年に５年契約を交わしたものの、それ以後、出場したのは９７試合にとどまっていた。

　なおヒートは球宴選出１１回を数えるボッシュの功績を称え、背番号「１」をチームの永久欠番にすることを発表した。