高安 稀勢に勝ち越し、途中8連勝も 新大関場所へ「自信に」

[ 2017年6月29日 05:30 ]

稀勢の里(左)を寄り切る高安
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 大相撲の新大関・高安(27)が28日、愛知県長久手市の田子ノ浦部屋で横綱・稀勢の里(30)と21番取って11勝10敗と勝ち越した。左四つがっぷりから寄り切るなど、9番目からは8連勝。「力勝負をするのも稽古。がっぷり組んで寄っていくのはプラスになる。それで前に押し込めれば、気持ちも乗って自信にもなる」と納得の稽古となった。

 新大関場所で初優勝を目指す高安は、日々の稽古にテーマを持って臨んでいる。前日は「前に出ること」に集中し、稀勢の里に6勝9敗。この日は「踏み込みと右からの攻めを意識した」という。右上手を引けば力が出るが、右を巻き替えてもろ差しで出る場面もあり、攻めの幅は広がってきている。

 午後からは市内にある「名東温泉花しょうぶ」で開かれたサイン会に参加。整理券を求めて6時間も待った客もおり、高安も「声を掛けてくれる人も増えた」と実感している。ファンの期待に応えるためにも「もっと追い込んでいきたい」と誓った。

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2017年6月29日のニュース