スポーツ統計科学の新展開目指す 解析コンペティション発会

[ 2017年6月27日 05:30 ]

今年度の開催概要を説明する中大の酒折准教授
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 スポーツ統計科学の新たな展開を目指すシンポジウム「第7回スポーツデータ解析コンペティション」(協力スポーツニッポン新聞社)の発会式がこのほど、東京・立川市の統計数理研究所で行われ、データスタジアム社の野球、サッカー、バスケットボール担当者のほか、学校関係者や学生などが参加した。

 冒頭、日本統計学会・スポーツ統計分科会の副主査を務める中央大学の酒折文武准教授が、今年度で7回目を迎えるコンペティションの概要について説明。今年度の開催部門は例年通り分析内容を競う「分析部門」、インフォグラフィックを用いた表現を競う新設の「インフォグラフィック部門」、中学校・高校生のチーム(代表は教員)を対象とした「中等教育部門」(※データが異なる)の3部門で行うことを発表。また、競技種目もこれまでの野球、サッカーに加え、バスケットボールが追加された。

 酒折准教授は「種目別データの概要として、野球はNPBの15、16年レギュラーシーズンの全試合の一球データを、サッカーはJリーグ16年最終5節(=45試合)のプレーデータ&トラッキングデータを、バスケットボールはBリーグ16―17シーズンの全試合のプレーデータを使用します。表彰は部門ごとに最優秀賞、優秀賞、データスタジアム賞などの特別賞も授与します。また、代表者(教員)以外が学部生のみで構成されるチームから奨励賞も授与します」と、今年度の種目、表彰について説明を行った。

 なお、参加費は無料で申し込みは9月末まで行い、11月25日までに分析部門の書面審査(スライド等のPDFなど)、12月23日に審査会、1月に受賞者を決定し、3月頃に「スポーツデータ解析コンペティション受賞者講演&特別講演会」を行う予定。

 申し込み・問い合わせはサイトに登録を行い、登録後に生成される誓約書、メンバー表に署名・捺印をして事務局まで郵送する。

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2017年6月27日のニュース