内村 離れ技5発完遂で圧勝!「すごくいい演技」観客あおるしぐさも

[ 2017年6月25日 16:45 ]

ダイナミックな演技を披露する内村
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 体操の全日本種目別選手権最終日は25日、群馬・高崎アリーナで男女決勝が行われ、鉄棒で内村航平(28=リンガーハット)が離れ技5発の新構成を完遂し、15・750点で優勝した。

 5月のNHK杯で個人総合での世界選手権(10月、カナダ・モントリオール)の代表を決めたキングが、スペシャリストが集う種目別でも圧巻の演技を披露した。「離れ技を5個入れても安定感は変わりませんよ、というところを見せたい」。屈伸コバチをつかむと、カッシーナからコールマンを連続で実施し、ゲイロード2、ヤマワキと成功。着地も止めると、何度も両腕を振り上げて観客をあおった。内村は「すごくいい演技だったので、もう少し拍手を下さいと思って」と笑っていた。

 世界選手権代表の白井健三(20=日体大)は床運動で5連覇。平行棒を15・550点で制した田中佑典(27=コナミスポーツ)らが代表候補に入った。内村、白井以外の最大4人の代表は強化合宿を経て、各種目の世界ランク上位選手が9月上旬に選ばれる。

 女子の跳馬と床運動は宮川紗江(17=セインツク)が制し、平均台は寺本明日香(21=中京大)が優勝して世界選手権代表に決まった。女子は5月のNHK杯で既に村上茉愛(20=日体大)と杉原愛子(17=朝日生命)が代表を決めていた。

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