桐生 4位で100m代表絶望的「足をすくわれた感じ」

[ 2017年6月25日 05:30 ]

陸上日本選手権第2日 男子100m ( 2017年6月24日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

1位のサニブラウン(右から2番目)を前に、リプレーを見つめ肩を落とす桐生
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 銀メダルを獲得した「リオビッグ3」のうち2人が崩れるとは、誰が予想しただろう。しかも、その一人が今季好調で日本歴代2位10秒01の記録を持つ桐生だ。雨の決勝。号砲反応タイム0秒131は1番の数字。だが、加速が利かない。前を行く多田を捉えられずサニブラウン、ケンブリッジにも先を行かれ、4位に沈んだ。

 「代表に入って世界選手権でしっかり走ることが目標だった。その前につまずいてしまった」。正式には26日の代表発表を待たなければいけないが、絶望的であることを受け入れていた。

 「先を見すぎたこと」が反省点。「ここで3番に入って世界選手権まで1カ月あると考えていた。足をすくわれた感じ」。大会前日に2週間ぶりにスパイクを履くなど調整は完璧ではなかった。

 ▽世界陸上選手権の100メートルの選考 国際陸連が設けた参加標準記録の到達者が日本選手権で優勝すれば自動的に代表となり、3位以内で有力となる。優勝したサニブラウンが自動的に代表入り。残る2枠は標準記録突破者から日本選手権で3位以内の選手を優先して選ぶ規定となっており、2位の多田、3位のケンブリッジが26日の理事会で選出される見込み。桐生、山県は個人種目での出場は厳しくなった。

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2017年6月25日のニュース