藍、出遅れ88位 締めに連続バーディー「明日につながった」

[ 2017年6月25日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー アーカンソー選手権第1日 ( 2017年6月23日    米アーカンソー州ロジャーズ ピナクルCC=6330ヤード、パー71 )

アーカンソー選手権に出場した宮里藍(AP)
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 今季限りで現役を退く宮里藍(32=サントリー)は3バーディー、4ボギーと振るわず、1オーバーの72で88位と出遅れた。米ツアーには約2カ月ぶりの復帰だった。野村敏京(24=フリー)が68をマークして19位。上原彩子(33=モスバーガー)と畑岡奈紗(18=森ビル)はともに69で36位。横峯さくら(31=エプソン)は76と崩れて135位。朴城ヒョン(23=韓国)が63を出して単独首位。大会は3日間、54ホールで争われる。

 3オーバーで迎えた終盤に宮里が意地を見せた。17番パー3で1メートルにつけて、18番パー5は残り200ヤードから7Wで2オン。連続バーディー締めに「苦しい展開だったけど、何とか明日につながった」と息をついた。

 2カ月ぶりの米ツアー。「日本でプレーしていた時間が長かったのでコースの感触、特にグリーンの読み、タッチが思うように出ていない」。4番は1メートルのパーパットを外した。5番と12番は3パットのボギー。16番でもパーパットが決まらず計34パットとグリーン上で精彩を欠いた。

 引退表明後、米ツアーで初ラウンド。自身と同じ元世界ランキング1位のリディア・コ、朴がパク「仁がイン「妃がビ「と回った。「2人とも思うようなゴルフができない中でスコアを落とさないのはさすが。良い雰囲気で回れた」。組についた観客は100人程度だが「日本に比べると数は少ないので、自分の集中力を自分で上げなきゃいけない。でもそれは慣れっこ」と集中力はキープできた。

 14ホールでパーオンするなどショットは好感触。2日目に巻き返しを期す。

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