サニブラウン10秒05!9秒台ならずも激戦制し優勝 多田、ケンブリッジとともに世界陸上代表内定

[ 2017年6月24日 20:40 ]

<陸上・日本選手権2日目>100メートル決勝で優勝したサニブラウン
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 陸上の日本選手権第2日は24日、大阪・ヤンマースタジアム長居で世界選手権(8月、ロンドン)の代表選考を兼ねて行われ、男子100メートル決勝はサニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)が大会記録タイの10秒05で優勝した。多田修平(21=関学大)が10秒16で2位、ケンブリッジ飛鳥(24=ナイキ)が10秒18で3位に入り、世界選手権代表に内定した。

 降雨の中で行われた決勝。23日の予選、準決勝でともに日本歴代6位となる10秒06をマークした18歳は、この日も勢いに乗った走りを見せ連日の自己ベスト更新。体格を生かした大きなフォームでグングン加速し、世界選手権の参加標準記録を突破した5人が出場した大一番で優勝をつかんだ。

 桐生祥秀(21=東洋大)は10秒26で4位、山県亮太(25=セイコーホールディングス)は10秒39で6位だった。

 ◆サニブラウン・ハキーム

 ☆生まれとサイズ 1999年(平11)3月6日、福岡県生まれ。父はガーナ人で母は日本人。1メートル87、72キロだが「身長は伸びている。1メートル90に乗っているかも。体重は79〜80ぐらい」

 ☆サッカーから陸上へ 陸上は小3から。それまではサッカー少年。東京・城西高に進み、今秋からフロリダ大へ進学。

 ☆ボルト超え 15年7月の世界ユース選手権(コロンビア)で100メートルを10秒28、200メートルを20秒34で制し、2冠に輝いた。200メートルは世界記録保持者ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が持っていた大会記録を破った。

 ☆世界選手権の最年少記録 15年世界選手権(北京)は200メートルに出場。大会最年少記録となる16歳172日で予選を突破した。

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