NFL元バッカニアーズのサップ氏が記憶障害を告白 死後に脳を研究機関に提供

[ 2017年6月21日 14:35 ]

死後に脳を研究機関に提供すると語ったウォーレン・サップ氏
Photo By AP

 NFLの殿堂入りを果たしている元バッカニアーズのディフェンス・タックル、ウォーレン・サップ氏(44)が「ザ・プレイヤーズ・トリビューン」のサイト内で「私の記憶は昔のものとは違う」と記憶障害を患っていることを公表。「この競技をもっとよりよくしよう」と呼びかけ、自身の死後に脳を研究機関に提供すると述べた。

 NFLでは脳振とうによる後遺症に苦しむ元選手が続出。慢性外傷性脳症(CTE)と診断されるケースが増えて社会問題となった。サップ氏も「頭から当たって、相手のヘルメットに衝撃を与えていた」と告白。バッカニアーズとレイダースで計13シーズンにわたってプレーしたが、その積み重なった頭部への衝撃が、今になって大きな影響を与えていることを痛感していた。

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2017年6月21日のニュース