亀山耕平 公開試技会 高得点も「納得していない もっといい演技ができる」

[ 2017年6月17日 19:39 ]

試技会であん馬を披露する亀山耕平
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 体操男子の13年世界選手権種目別あん馬の金メダリスト・亀山耕平(28)ら徳洲会の所属選手が全日本種目別選手権(24、25日、群馬)に向け神奈川県内で公開試技会を行った。今秋の世界選手権(カナダ)代表入りを種目別で狙う亀山はあん馬で15・100点の高得点をマーク。それでも、1週間後の大会へ「納得していない。もっといい演技ができる」と求める領域は高かった。

 この日は徳洲会体操クラブの会員ら200人が見守る中で行われ、「楽しいイベントになれば」と演技の合間には自らマイクを握ってルール説明や技の解説を行う場面もあった。昨年リオ五輪出場を逃して引退へ心は傾いたが、所属の米田監督の「カメ、やめてまうんか?もったいないやろ!」という言葉を受け、昨年12月に現役続行を決断。それ以降、競技に打ち込む一方で体操を多くの人に広めるための活動も積極的に行うようになったという。最近は体操の魅力を伝えるための動画サイトを作成中だ。

 4月に一般女性と籍を入れたばかりの28歳。「結婚して目標も見つかったことは大きい」と20年東京五輪を見据えるとともに「スポーツは見られることで価値がある。独りよがりになってはいけない。体操がどういうことをやっているのかを説明して(周囲からの)関心、興味、知識を伸ばしていければ」と語った。

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2017年6月17日のニュース