ジョセフJ狙う“4年前の再現金星”17日アイルランド戦

[ 2017年6月17日 05:30 ]

リポビタンDチャレンジ杯   日本―アイルランド ( 2017年6月17日    静岡・エコパスタジアム )

前日練習でキックの体勢に入るラグビー日本代表の田村優(手前から2人目)
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 4年前の“再現”を狙う。17日に世界ランキング4位のアイルランドと対戦するラグビー日本代表は16日、本番会場で前日練習を行った。19年W杯1次リーグで同じA組の相手は、全英愛代表ライオンズに主力11人が招集され不在。13年6月には同様に主力15人が不在だった当時世界5位のウェールズを撃破。4年前も先発したSH田中史朗(パナソニック)は「今回も結果が出れば選手の自信につながるし、日本ラグビーの今後に関わる」と決意表明した。

 準備は整った。10日のルーマニア戦で弱さを露呈したモールディフェンスは、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが自ら指導し改善した。また終盤に戦術を徹底できなかった点も修正。「速い展開でアンストラクチャー(陣形が崩れた状態)の流れを止めずに相手を動かす。相手に重圧を掛けられればトライにつながる」とジョセフHC。司令塔のSO田村優(キヤノン)も「みんなが理解して動くようになった」とキックを多用する戦術への理解が深まったと話した。

 当日の最高気温は26度の予報。4年前の29・3度には及ばないが、「暑さは味方になる」と田村。通算0勝7敗の相手から金星を挙げる条件は整った。

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2017年6月17日のニュース