ペンギンズ優勝パレードに史上最多65万人が集結 ピッツバーグは熱狂!

[ 2017年6月15日 10:03 ]

優勝トロフィーを手にパレードするペンギンズのシドニー・クロズビー (AP)
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 NHLスタンレー杯決勝で、リーグ史上19年ぶりの連覇を達成したペンギンズの優勝パレードが14日に地元のペンシルベニア州ピッツバーグで行われ、NHLのパレードとしては史上最多となった昨年の40万人をはるかに上まわる65万人が沿道を埋め尽くした。

 パレードは市内のグラント・ストリートからポイントステート・パークまでの約1・2キロのコースで行われ、プレーオフ全体のMVPとなった主将のシドニー・クロズビー(29)が優勝トロフィーを掲げると大歓声。クロズビーは車から降りてトロフィーを持ったまま沿道を歩き、ファンとの交流を楽しんでいた。

 ピッツバーグの都市部の人口は30万5000人だが、この日は晴天だったこともあってその2倍以上のファンが集結。周辺のビルの最上階までペンギンズのユニフォームを来た熱烈なサポーターたちが陣取った。

 パレードの後は本拠地「PPGペインツ・アリーナ」で優勝報告会が行われ、パット・サリバン監督(49)が「ここにいるやつは恐るべき闘士だ。勝ち方を知っている」と連覇を達成した選手を絶賛。さらに司会進行を務めたライアン・ミルズ・アナウンサーが「イアン・コール(28=DF)は手と肋骨を骨折していた」とメディアが報じていなかったチームの“秘密”を公表すると、再び大歓声がわき起こった。FWブライアン・ボニーノ(29=FW)も左足を骨折しており、壇上には脚をひきずりながら登場。連覇の陰には故障を押して奮闘した選手の姿があり、それがまた多くの人の共感を呼んだようだ。

 40歳のFWマット・カレンは今季限りでの引退が噂されていたが「ONE MORE YEAR!」と現役続行を宣言。アリーナは嵐のような拍手と歓声に包まれていた。

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