13歳・張本 本戦出場ならず悔し涙 中国の実力者に敗れるも自己採点アップ「50点くらい」

[ 2017年6月15日 16:55 ]

ミスに渋い表情の張本
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 卓球のワールドツアー、荻村杯ジャパン・オープン第2日は15日、東京体育館で行われ、男子シングルス予選3回戦で、張本智和(13=エリートアカデミー)は梁靖崑(20=中国)に1―4で敗れて本戦に進出できなかった。木造勇人(17=愛工大明電)と組んだ男子ダブルスも敗れ、今大会の幕が閉じた。

 張本の世界ランクは39位で梁は41位だが、梁は世界最高峰の中国スーパーリーグで昨季プレーオフ準優勝チームのエース。個人成績でも2位というランク以上の実力を持つ。14日の試合後、張本は「次の相手の中国人は強い」と警戒していた。

 5日に閉幕した世界選手権(ドイツ)では史上最年少で8強に進撃。今大会は「ベスト4以上、優勝も狙いたい」と高い目標を掲げていたが、怪物の前に中国の強豪が立ちはだかった。

 試合後は悔し涙を流した。「中国選手に負けて泣くなんて2、3年前は考えられなかった」。予選2回戦で苦戦した14日は「100点満点の10点」と辛口だったが、この日は「50点くらい」と敗れても自己採点はアップ。世界の広さを知った13歳が、また強くなる。

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