スポーツ庁・鈴木長官が「アウトドアスポーツ推進宣言」を発表

[ 2017年6月12日 05:30 ]

高さ16・5メートルのクライミングウォールに挑戦した鈴木長官
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 スポーツ庁の鈴木大地長官(50)が11日、東京・昭島のモリパーク アウトドアヴィレッジで行われたイベント「スポーツ&アウトドアツーリズムフェスタin昭島」(後援・スポーツ庁)にゲスト出演し「アウトドアスポーツ推進宣言」を発表した。

 スポーツ庁はこれまで「スポーツによる地域活性化」に取り組んできたが、これからの重点テーマとして「アウトドアスポーツ」を推進していくことを明言。鈴木長官は冒頭のあいさつで「私の名前が“大地”ということで、皆さんからはいかにも自然好きか?と思われていますが、実際に自然やアウトドアが大好きです」と話すと、来場者から大きな拍手が起こった。

 続けて「アウトドアスポーツを推進する意義は(1)アウトドアスポーツは、豊かな時間をもたらす(スポーツで人生が変わる)、(2)アウトドアスポーツは、地域を元気にする(スポーツで社会を変える)、(3)アウトドアで、地域と世界がつながる(スポーツで世界とつながる)の3つだと思います。人々のライフスタイルを豊かで健康的にし、地域や産業を活性化させ、世界中の旅行者を日本へ誘客する、まさに地域の魅力を活用して、日本全体を元気にすることにつながるものと信じております」と、力強く宣言した。

 さらに、今後新たな取り組みとして「地域スポーツコミッション」の活動の支援を行うとし、本年度の新規事業としてスポーツツーリズムの魅力を発信し、同事業の主要テーマとして「アウトドアスポーツ」を設定し、需要を喚起する事業を展開する。また、生涯スポーツとして人気の「登山」にチャレンジすることも表明した。鈴木長官は「“みんなでふるさとの山を登ろう”キャンペーンの一環で、7月1日に岩手の子供たちと一緒に岩手山を登ります」と、声高らかにチャレンジ宣言を行った。

 その後、鈴木長官は西日本で一番人口の少ない町、京都府笠置(かさぎ)町が製作した日本初のボルダリング青春映画「笠置Rock!」PRトークセッションに登場したほか、屋外に常設された高さ16・5メートルのクライミングウォールでのボルダリングや、カヤックなどにチャレンジし、自らがアウトドアスポーツの魅力を広く発信した。

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