野口、フルバック争い勝つ！ルーマニア戦へ「緊張はない」

ルーマニア戦を翌日に控え、会場で前日練習を行うラグビー日本代表のＦＢ野口竜司
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　正フルバック争いに割り込む。ラグビー日本代表は９日、きょう１０日の「リポビタンＤチャレンジカップ２０１７」ルーマニア戦（熊本・えがおスタ）を控え、会場で前日練習を行った。アジア勢以外の相手には初先発となるＦＢ野口竜司（２１＝東海大）は「緊張はない。今回の代表に選ばれて課題も明確になったが（Ｗ杯は）近くに感じている」と意気込みを語った。

　昨春のアジア選手権で初キャップを獲得し、スコットランドなどと対戦した６月も代表に選出されたものの出場機会はなかった。今年はアジア選手権３試合にＦＢで先発し、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチの信頼を勝ち取った。バックスリーを組んだ１５年Ｗ杯代表のＷＴＢ山田（パナソニック）も「ベーススキルが高いので何をやってもうまくいく」と高く評価。松島（サントリー）を押しのけて１５番をつかんだ。

　２年ぶりに日本に復帰する五郎丸歩を含め、激化する１５番争いに加われるか。「去年よりも余裕を持ってプレーできている」という現代表唯一の大学生が、未来を切り開く。