東京五輪で柔道混合団体 卓球混合複、3人制バスケも初採用

[ 2017年6月9日 23:53 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌで臨時理事会を開き、2020年東京五輪の新種目に、日本のメダル獲得が有望な柔道混合団体や卓球混合ダブルスを選んだ。若者に人気のバスケットボール3人制も初採用が決まった。東京五輪の実施種目は追加種目を含め、昨年のリオデジャネイロ五輪から33増の339種目となった。

 柔道の混合団体は男女3人ずつで実施。日本勢がリオ五輪で過去最多のメダル12個を獲得した競技だけに大きな期待がかかる。卓球の混合ダブルスは先の世界選手権個人戦で吉村真晴選手(名古屋ダイハツ)と石川佳純選手(全農)のペアが金メダルに輝いた。トライアスロンの混合リレーも入った。

 IOCは五輪改革で男女混合種目の導入や男女の種目数の同数化を推進しており、各競技の国際連盟(IF)の提案を5月のプログラム委員会で精査し、絞り込んだ。

 IOCは夏季五輪の上限を約310種目に設定している。開催都市の提案を受けて追加種目に決まった野球・ソフトボールや空手など5競技18種目は別枠扱いとしているが、追加種目を除いた種目数は321と上限を超えた。

 臨時理事会では、24年夏季五輪招致を争う米ロサンゼルスとパリを24年と28年の2大会に振り分ける異例の同時決定の是非についても協議した。

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2017年6月9日のニュース