安島喬平 1年半ぶりの復帰戦で勝利 全日本ウェイト制空手道選手権

[ 2017年6月3日 16:16 ]

 第34回全日本ウェイト制空手道選手権大会(極真会館主催)は3日、エディオンアリーナ大阪で開幕した。軽重量級(90キロ以下)では安島喬平(28)が1回戦で金久保典幸(40)を判定5―0で破り2回戦に駒を進めた。

 安島はベテラン相手に左右のローキックから左まわし蹴りと優位に試合を運ぶ。途中で金久保のパンチが顔面に入るアクシデントがありながらも、相手を圧倒。5―0で1年半ぶりの勝利を手にした。「久しぶり(の試合)で動きが硬かった。感覚がなかなか戻らなくて、手数が出なかった」と反省しきり。

 安島は13年の全日本大会の覇者だが、14年日本代表選抜戦4回戦で左アキレス腱断裂。「開始20秒で破裂するような音がした。やばいと思った。前年の王者として倒れたら、1本負けしてしまうので、最後まで倒れなかった」と倒れずにやりきった。15年の世界大会には推薦で出場したものの、まだ本調子ではなく残念ながら4回戦で敗れた。「世界大会では結果が求められる立場。負けてしまい、1年間休みました」と休養し、1年半ぶりの復帰戦で勝利をつかんだ。

 4日は2回戦以降が行われ、2回戦の相手はロシアのロマン・チュブロワが相手。「海外の選手とは初めてではないので苦手とかはない。手数を意識しながら効かせて、圧倒したい」と意気込む。「復活へ向けて、頑張っていきたい。出るからは優勝しかない」と6年ぶりの頂点しか見えていない。

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2017年6月3日のニュース