松山「ラッキー」で圏内5差 11番で巻き返しのきっかけに

[ 2017年6月3日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー メモリアル・トーナメント第1日   7392ヤード、パー72 ( 2017年6月1日    米オハイオ州ダブリン ミュアフィールドビレッジGC )

8番でラフから第2打を放つ松山
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 14年大会覇者の松山英樹(25=LEXUS)は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り首位と5打差の13位につけた。石川遼(25=CASIO)は73で48位。池田勇太(31=フリー)は78で109位。ダビド・リングメルト(29=スウェーデン)らが65で首位。2日の第2ラウンドで松山は16番で第1打を池に入れてダブルボギーを叩くなど9ホールを終えて2つ落として通算イーブンパー。石川は13ホールを終えて通算5オーバー。池田は8ホール終了通算7オーバーだった。

 前半の出遅れをバーディーラッシュで取り戻した。しかし松山は「奇跡的な感じ。あまりうれしくない。余裕で2アンダーという感じのゴルフをしたい」と複雑な表情だった。

 6番で第2打を池に入れてダブルボギーを叩くなど前半で2つスコアを落としたが、11番で巻き返しのきっかけをつかんだ。ティーショットが左の小川の方向に飛んだが、木に当たってフェアウエーへ。この幸運を生かしバーディーで加速。14番から3連続バーディーを奪った。「11番でラッキーがあってバーディーを取ることができて、何とかスコアを伸ばすことができた」と息をついた。

 内容には不満で「(プレー中)かなり怒っていた。うまく表に出さないようにした」と言う。ただ昨年は予選落ちながら14年は優勝、15年は5位でコースとの相性は抜群。この大会で過去10ラウンドの平均スコアは69・80。10ラウンド以上を回った選手では、タイガー・ウッズ(米国)らをしのぐ唯一の60台だ。首位とは5打差あるが十分射程圏内。「明日から今日みたいに粘り強くできたらいい」と自信をにじませた。

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2017年6月3日のニュース