１３歳張本また勝った！１６強「水谷さんの前で負けられない」

卓球世界選手権個人戦第５日 （ 2017年6月2日    ドイツ・デュッセルドルフ ）

男子シングルス３回戦で勝利し、喜びを爆発させる張本
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　金星の後にぶざまな姿は見せられない。男子シングルス３回戦突破の張本智和（１３＝エリートアカデミー）を勝利へと突き動かしたのは、前夜に撃破したリオ五輪男子シングルス銅メダリストの水谷だ。

　「観客席に水谷さんがいた。その前で負けちゃ駄目だと思った。４―０で勝ち、水谷さんの分まで頑張っているというところを見せられて良かった」

　台湾の廖振テイ（リョウ・シンテイ）は世界ランキング１００位。同６９位の中学２年からすれば格下ながら、「サーブが効かなかった」と各ゲームが競り合いになった。加えて「（水谷戦の後で）いい試合ができるか不安だった」と“燃え尽き症候群”への心配もあった。しかし、ふたを開けてみれば、かけ声「チョレイ」と、ど派手なガッツポーズ連発の勝利。「１勝できるかも分からなかった。ここまできたら、４勝でも５勝でも勝ち続けていきたい」。１３歳の勢いが止まらない。