大島&森薗組と丹羽&吉村組メダル獲得!男子複46年ぶり快挙

[ 2017年6月3日 05:30 ]

卓球世界選手権個人戦第5日 ( 2017年6月2日    ドイツ・デュッセルドルフ )

男子ダブルス準々決勝を突破し、ベスト4入りを決めた大島(右)、森薗組
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 森薗政崇(22=明大)・大島祐哉(23=木下グループ)組にとって、近くて遠かったメダルが、ようやく手に入った。第5ゲームも10―10の息詰まる展開。3度目のマッチポイントで試合を決めると、大島が喜びを爆発させた。

 「この2年間苦しんできた。呪縛から解き放たれたガッツポーズだった」

 15年の準々決勝では許キン・張継科の中国ペアに10―8とマッチポイントを握りながら、4連続失点。フルゲームで敗れた。金星と表彰台をあと一歩で逃した当時のビデオを、2人とも一度も見たことがない。だから、準々決勝の前にも「この2年間を思い返した」とサウスポー森薗。「練習をやりこんだ。競り合いに強くなった」と、大島は苦しい試合を制したことを喜んだ。

 丹羽孝希(22=スヴェンソン)・吉村組も4強入りした。ベラルーシのペアをストレートで一蹴した。吉村は「メダルを獲ったのかどうか、若干微妙な気持ちがある。最低限の目標」と冷静に受け止めた。

 男子ダブルスで複数のメダルを獲得するのは、1971年名古屋大会の長谷川信彦・田阪登紀夫組、今野裕二郎・阿部勝幸組(ともに銅)以来、実に46年、23大会ぶりの快挙となった。

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