美宇いとこの村松 男子単3回戦進出、フルゲーム制し思わず涙

[ 2017年6月2日 05:30 ]

卓球世界選手権第4日 ( 2017年6月1日    ドイツ・デュッセルドルフ )

 平野美宇のいとこ村松雄斗が、男子シングルス2回戦でモンテイロ(ポルトガル)にフルゲームで勝利した。息詰まる攻防を制すると、雄たけびを上げた。感情を表に出さないタイプの珍しい喜びの表現は、インタビューエリアでも一緒だった。マイクを向けられ、感極まって涙、涙、涙。「最近、いい結果が出ていなかった。練習をしていたけど、勝てなくて悔しかった。この大舞台で勝てて嬉しかった」。前回フルゲームで負けた相手に借りを返したことも、こみ上げる感情に拍車をかけた。

 「パワーがある選手。何回打たれてもすぐ戻るように心がけた。いいボールを打たれてもしょうがないという思いだった」

 アジア女王になった4歳下のいとことは、何もかもが正反対。アチラがパッチリおめめで小柄、電光石火の攻撃を看板にしているならば、コチラは細めで、身長が高く、何より戦型が対極にあるカット型だ。

 初出場だった前回は2回戦敗退。ドイツ修行が現在進行形の今回は、それを上回った。女子シングルスで4回戦に進出した平野に続けと、上を目指す。

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2017年6月2日のニュース